古巣との対戦に笑顔
2017年シーズンから翌シーズン途中まで山形に在籍していた瀬沼。山形サポーターも瀬沼のNDソフトスタジアム山形への凱旋に沸くシーンがあった。中には山形所属当時の瀬沼のユニフォームを着て観戦する観客も見かけたほどだった。
瀬沼にとっても思い入れがあるチームであり、「山形には天皇杯も頑張ってもらいたいし、リーグ戦もいまは調子が悪いかもしれないですけど、ここから巻き返して頑張ってもらいたいです。自分も頑張らなきゃいけないけど、山形のことは応援しています」と笑顔で古巣にエールを送った。
この日は当時チームメイトだった山形在籍17季目のレジェンドDF山田拓巳も先発していた。
瀬沼は「この表現が合っているか分からないですけど、(NDソフトスタジアム山形でプレーできて)楽しかった。自分が在籍してきたときは後押ししていただいたサポーターの方々の前で久しぶりにプレーして、懐かしい選手は減ってしまっていますけど、一緒に戦った仲間のヤマくん(山田)がフィールドに出ていた。そういった仲間とこうやってまた対戦できることはサッカーの素晴らしいところでもあると思います。自分自身もまたこのスタジアムで久しぶりにプレーすることができて楽しかった」と笑顔を見せた。
誠実な人柄で多くの山形サポーターから愛された瀬沼は取材が終わると山形側の報道陣に向けて「J1昇格(に向けて)頑張ってください。山形を応援しています」と熱いエールを送って去っていった。
【インタビュー】タイ代表石井正忠監督、常勝軍団で求められる仕事、白い巨人との死闘を独白
これまで闘志あふれる突破、労を惜しまないポストプレーに献身的な守備と所属したチームで輝きを放ってきた。若手が集まる相模原の中で頼れるベテランとして、相模原のJ2復帰へと瀬沼がチームを頂点へとけん引する。