グリマルドを参考に技術を磨く

福島の強豪尚志高出身の鈴木は21年から23年まで3年連続で日本高校選抜に選ばれた実力者であり、大学サッカールーキーイヤーの昨季も仙台大の主力サイドバックとして存在感を見せた。

現在は昨季ドイツ1部を無敗優勝したレヴァークーゼンのスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドを参考にしており、最前線で活躍する現代型サイドバックを研究しながら技術を磨いている。

スペイン代表DFアレハンドロ・グリマルド

「自分攻撃好きなので点取れるサイドバックを目指しています。グリマルドはキッカーじゃないですか、キックで展開したり、コーナーキックを蹴ったりと憧れます。アーノルドとかトリッピアーとキッカーの選手がサイドバックに多いので、自分もキックを上手くして自分のところから起点を作りたいと思っています」と新しい武器としてプレースキック、キック精度の向上にも励んでいる。

攻守において東北には並ぶ者がいないといわれるほど傑出した現代型サイドバックは、同予選決勝は昨季総理大臣杯を制して東北勢初の日本一となった富士大との一戦も控えている。Jリーグクラブのスカウトが集まる全国大会も含めて、プロ入りを目指す鈴木にとって負けられない一戦が続く。

「目標はチームでまずは勝つことです。その中で個人としてアシストや得点を取っていきたいです」とチーム、個人でも好成績を目指す。

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東北が誇る現代型サイドバック鈴木が全国大会でどのような活躍を見せるのかに注目したい。

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