谷口博之

1985年6月27日生まれ

石川同様、横須賀の横浜マリノスジュニアユース追浜、横浜F・マリノスユースで成長してプロ入り。ただ、谷口博之の場合はトップ昇格の声がかからなかったため、当時J2の川崎フロンターレへ加入した。

元々は攻撃的な選手だったが、身長182cmで体の無理が利くタイプだったこともあり、プロ2年目にボランチとしてブレイク。攻撃サッカーを武器にJ1の2位に入った川崎で自身も13得点を挙げ、中村憲剛とともにチーム初のJリーグベストイレブンに選出された。

世代別代表にも定着し、2008年の北京五輪に出場。ただ、反町康治監督のもとで本田圭佑や香川真司を押さえてトップ下で起用されたものの結果を残せず、チームもグループステージ3連敗に終わっている。

その後、横浜F・マリノス、柏レイソルを経て、サガン鳥栖で2019年に引退。現在は鳥栖でスカウトを務める。

伊東純也

1993年3月9日生まれ

横須賀市出身で「最高のフットボーラー」は現状この選手だろう。

地元の横須賀シーガルズジュニアユースから逗葉高校を経て神奈川大学へ進学。4年次には42試合で27ゴール18アシストという破格の結果を残しチームを関東1部リーグ復帰に導くと、2015年に加入したヴァンフォーレ甲府でもプロ1年目からインパクトを残した。

1年で柏レイソルへ引き抜かれたスピードスターは、サイドアタッカーへコンバートされたことでさらに覚醒。Jリーグを代表する選手となり、2018年に移籍したベルギーの地でも快進撃は続いた。

森保一監督率いる日本代表でもカタールワールドカップ予選から主力に。今年1月のアジアカップ期間中に性加害疑惑が報じられチーム離脱を余儀なくされたものの、今月嫌疑不十分で不起訴となった。9月の日本代表復帰が注目される。