アルゼンチン代表の背番号10を背負い続けてきたリオネル・メッシ。
7月に行われたコパ・アメリカ決勝で負傷したために離脱しており、今月の代表戦にも招集されなかった。
そのアルゼンチンは6日にチリ、10日にはコロンビアと対戦。メッシ不在のなかで10番を託されたのは、パウロ・ディバラだった。
ディバラはコパ・アメリカでまさかの落選となると、今回も当初はメンバーに選ばれていなかった。だが、その後、追加招集で代表に復帰している。
『TyC Sports』によれば、リオネル・スカローニ監督は、ディバラの10番についてこう話していたそう。
「パウロに10番を与えることについて話し合ったわけではない。我々は彼にそれを与えることを決めたが、『君が10番をつける』と彼に伝えたわけでもない。
彼は10番をつけるべき選手だ。そして、チームメイトたちがそれをつけるべきだと彼を説得した。
我々はリストを作っただけだ。(誰かが)10番をつけなければいけない。今回はGio(ジョバニ・ロセルソ)が11番になると分かっていたので、その決断を下した」
どうやら誰も10番をつけないということはできなかったようだ。
そのうえで、指揮官は「あの番号をつけることは、本当は讃えられるべきことなのに、残念ながら我々は重いものにしてしまった。今回、それを着なければならない選手は若手だったかもしれないが、それは好ましくなかった。だから、それを着るに十分なヒエラルキーを持っているパウロを選ぶことにしたんだ」とも話していた。
メッシは今年で37歳になっただけに、今後誰かが正式に10番を受け継ぐことになるはずだ。
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