イギリス『BBC』は10日、17歳でイングランド1部ニューカッスル・ユナイテッドでプレミアリーグのベンチ入りを果たしたFWナイル・レンジャーの没落を伝えた。

レンジャーは19歳で5年半の新契約をクラブと結び、U-19イングランド代表も経験。「ワンダーキッド」と呼ばれるなど、輝かしいキャリアを期待されていた。

しかし、クラブの未来は契約からわずか2年半でニューカッスルを退団。2017年にはインターネットバンキング詐欺で10週間も刑務所に入り、その後は左足首に電子タグをつけさせられた状態で、現ナショナルリーグのサウスエンド・ユナイテッドFCの選手としてプレーしていた。

また、ギャンブル依存症になってしまったレンジャーは規律違反を何度も起こす問題児に。暴行や器物破損、飲酒による問題行動などで何度も起訴されていた。

かつてのワンダーキッドは「大人になって、トラウマを与えたことは間違いない。僕はときに狂っていた」と後悔を口にしたうえで、「僕にはまだ大きな可能性が残っているはずだ。もう一回だけサイコロを振ってみるつもりだ」と新たな決意を口にした。

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現在33歳のレンジャー。ケタリング・タウンFC(イングランド7部リーグに相当)でプレーする点取り屋は、12日にFAカップ4回戦でナショナルリーグ・ノースのファーズリー・セルティクFCと対戦する。

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