田中マルクス闘莉王(43)が18日に自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新し、日本代表の中盤デュオを絶賛した。

日系3世の闘莉王は留学生として来日し、後に帰化して日本代表入り。引退後は母国ブラジルから日本サッカー界に対する提言を発信している。

日本代表とオーストラリア代表のアジア最終予選を振り返る動画の2本目。1本目の動画では、途中投入からオウンゴールを誘発した中村敬斗をべた褒めした。

今回の動画では、右サイドを担当した堂安律について「センタリングができない。チャンスメークができない。カットインしてシュートもない。ごちゃごちゃして崩そうとしてるんだけど効果的な崩しはない」と酷評。

一方、中盤の守備的MFを担当した守田英正と田中碧の2人に対しては賛辞の言葉を並べた。

「攻撃どうのこうのよりも、あの守備の切り替えの早さ。今日ほぼハーフコートゲームになったのも、この2人の切り替えの早さとみんなに対する指示(によるもの)。(ボールを)取られたらいち早く奪い返すというところが非常に効いたのが守田選手と田中碧でしたね」

ポゼッションは日本が62%、オーストラリアが38%、シュート本数は13対1と数字の上では圧倒的だった。

「ずーーーっとオーストラリアに息のできない状態にさせたのもこの2人がいたからこそだと思います。ゲームのコントロール、リモコンを持っていたのもこの2人」

この試合は主将の遠藤航がコンディション不良でベンチ外に。代わりに田中碧が先発起用され守田が腕章を巻いたが、結果として予選初失点を喫し、連勝記録も9でストップした。

それだけに2人に対する評価は分かれるところだが、闘莉王は「今の日本代表には、遠藤選手を代えたとしても俺はそんなに影響はないと思います。遠藤選手の代わりをできる選手は何人かいる」と主張。

さらに「守田選手がいない試合のほうが心配ですね」と話し、その重要性を説いた。

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「(パスの)さばき方が違う。テンポ・リズムが全然違う。遠藤選手が先発として使われない時でもあまり心配していない。守田選手がいないと少しリズミカルなサッカーにならない。流れがちゃんと日本のペースにならない。(この日)田中碧が入りましたけど全然、遠藤選手がいないことを忘れさせる活躍をしてくれたと思います」

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