坂本一彩(ガンバ大阪)

目標の二桁ゴールを達成した今シーズン。充実のシーズンだったのではないでしょうか。シーズン当初からボールの引き取り方や動き直しがとても巧かったのですが、そこにさらに磨きがかかりました。

コンスタントに試合に出続けながら確実に成長を続けていたのですが、一気にステージを上げたのが特に宇佐美貴史を欠いた天皇杯決勝。ここでの彼のプレーは凄みを増していました。

宇佐美貴史の役割を自分の形でものにしながら、さらにチャンスメイカーとしてもストライカーとしても、周りを生かしながらプレーをしていました。

そして極め付けは最終節のサンフレッチェ広島戦です。J屈指のバトラーである荒木隼人を背負いながらボールを収め切る強さを手に入れていました。相手の影響下と影響外を行き来しながらマークの受け渡しの強制もしつつ、スペースでボールを引き取る感覚も身に付けました。

いつの間にか遠くの存在になっていた感じです。彼もまた日本を代表する選手となるでしょう。

宮代大聖(ヴィッセル神戸)

2人の大エースから多くを学び、進化したヴィッセルの未来のエース。上のパスを収め切る強さを身に付け、さらにクロスに合わせる感覚も手にしました。

またインサイドハーフ(IH)を経験したことによって、リンクプレーもこなすようになり、組み立てにも参加することができるようになった今シーズン。シュート技術を活かすための逆算されたプレーによって、11個のゴールを生み出しました。

特にストライカーとしての多くを大迫勇也から学んでいることが目に見えてわかり、ボールの隠し方やマーカーの押さえ方など、似ているところがあります。

大エースから積極的に学び、今やヴィッセル神戸の『全部やるマン』になりつつあります。彼も近い将来、日の丸を背負う選手になると思います。

山田新(川崎フロンターレ)

今季19ゴールを叩き込んだ情熱のストライカー。感情を剥き出しにしてゴールに向かっていくさまはまるで闘牛のようです。ゴールへの執念が一段と増し、強引にシュートを打ち切る強さと上手さを手に入れました。

特にシュートを打つためのスペースメイキングは彼の強みとして挙げられるものだと思います。そこから放たれるコンパクトな振りのシュートはGKのタイミングを外すだけのものでした。

さらに12節のアビスパ福岡戦で見せた圧倒的なソロゴール。「いやあ、こんなこともできるのかよ…!」と驚愕したのを覚えています。

しっかりと前進の時間とスペースを作るために身体を張ってキープする巧みさを見せてくれました。より上の選手になるために、周囲を使う場面とエゴの使い分けを追求していきたいところです。

山田新もきっと近い将来、日本を代表するストライカーになると思います。

他にもたくさん!成長した選手たち!

当然、この11人だけではありません。他にもまだまだ成長を感じれた、サッカー上手くなったな!と思う選手たちはたくさんいます。ここでも紹介させていただきます。

選びたかったけど、選べなかった選手は以下です。

・長倉幹樹(アルビレックス新潟)

・師岡柊生(鹿島アントラーズ)

・木村勇大(東京ヴェルディ)

・小見洋太(アルビレックス新潟)

・濃野公人(鹿島アントラーズ)

・名古新太郎(鹿島アントラーズ)

・福田翔生(湘南ベルマーレ)

・畑大雅(湘南ベルマーレ)

・鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)

・平戸太貴(京都サンガF.C.)

・宮本優太(京都サンガF.C.)

・佐々木旭(川崎フロンターレ)

・松本健太(柏レイソル)

特に成長を果たした選手は他にもたくさんいます。本当にJリーグすごい、サッカー選手すごい。

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ぜひ皆さんも2025シーズン、この選手すごい成長しとる!というのを見ながら過ごすとよりJリーグが楽しくなると思いますので、ぜひやってみてください!

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