昨夏、ドイツ最大のクラブであるバイエルン・ミュンヘンに2350万ユーロ(38億円)で移籍した日本代表DF伊藤洋輝。
25歳の大型ディフェンダーは、昨年7月に中足骨を骨折すると、11月に再手術を余儀なくされ、今季はまだ1分もプレーできていない。
バイエルンによれば、伊藤は中足骨骨折からの復帰を目指しているとのこと。
「辛かった。物事をよく考えるようになった。でも、自分にできることは分かっているし、もっと強くなって戻ってくる。
今は集中的なランニングとボールを使ったトレーニングをしている。目標は今季2冠を獲ること。
自分は典型的な日本人。礼儀正しさはとても重要だ。ドイツ人と日本人のメンタリティは似ていて、例えば、清潔さ、礼儀正しさ、時間厳守などがね。
でも、自分はシャイではないし、ピッチでは常に90分間戦う。プライベートでは、妻と娘、家族とリラックスしているよ。
バイエルンでもミュンヘンでもとても居心地がいい。本当にいい街だね。イーザル川も、旧市街も、もちろん日本食レストランも好き。ここには本当に美味しい寿司がある。
ドイツ語を学ぶのは大変だけど、毎日上達するから楽しい。日本には、『郷に入れば郷に従え 』ということわざがあるんだ」
伊藤の私生活はあまり知られていないが、すでに結婚しており、娘さんもドイツで一緒のようだ。
また、バイエルン加入直後にはドイツ代表FWセルジュ・ニャブリが素敵なレストランに招待してくれたそう。アーセナルでは宮市亮と同僚だったニャブリは親日派。2023年夏にバイエルンが来日した際にはひとりで一足早く日本に来て、寺巡りをしていたほど。