2月5日の誕生日で33歳になるブラジル代表ネイマール。セレソンでの通算得点は歴代1位の79ゴール、キャップ数も歴代2位の128試合を誇る。

ただ、ブラジルが最後にFIFAワールドカップで優勝したのは2002年の日韓大会。ネイマールはワールドカップで決勝に進んだことすらない。

そうしたなか、日韓大会でブラジルの10番を背負ったリヴァウドとネイマールとの仲違いが話題になっている。

『Globo』によれば、ネイマールは、あるインタビューでブラジル代表が優勝した歴代のワールドカップで誰の代わりになれるかという質問に答えたそう。1994年大会はドゥンガ、そして、2002年大会はリヴァウドを指名。

ネイマールは「(リヴァウド、ロナウジーニョ、ロナウドのなかから選ぶなら)リヴァウドのポジションかな」と話したそう。すると、リヴァウドはSNS上にこのようなメッセージを投稿した。

「ネイマールが絶頂期の自分なら、2002年ワールドカップで私の代わりにプレーできたかもしれないと言っているのを聞いた。

正直なところ、私は彼の才能とクオリティーを認めているし、あのチームに入ることができただろうとさえ思っている。だが、私の代わりにプレーするというのは別の話だ。

彼に対する尊敬と称賛の念を込めて言うなら、100%間違いなく、そんなことは起こらなかっただろう。

当時、私は世界タイトルを獲ることに集中し、決意し、ハングリーだった。キャリアの絶頂期でどんなに優れた選手であっても、私の代わりを務めることはできなかっただろう。

これを大きな愛と尊敬の念をこめて言う。同時にあの瞬間を生き抜き、世界チャンピオンになるためにどれだけ戦ったかを知っている者としての自信もこめて言う」

ブラジルの攻撃を形成したロナウド、ロナウジーニョ、リヴァウドは『3R』と呼ばれた。リヴァウドはネイマールを評価しつつも、自分が見くびられたことに納得いなかいようだ。

ネイマール引退後にブラジル代表の10番を継承しうる5人

一方、偉大な先輩から苦言を呈されたネイマールはこう釈明していた。

「友よ、落ち着いてください。

ワールドカップに出場したすべてのブラジル代表選手は、100パーセント注力して身を捧げてきました。

最終目標を達成した選手もいれば、残念ながら達成できなかった選手もいます。それもサッカーの一部です。

自分は常にあなたを尊敬してきましたし、ブラジルサッカーにおけるあなたの功績を決して奪うことはありません。

単に3人のなかから選んだだけです。ロナウドとロナウジーニョは外したくないですよね?」

なお、ネイマールは2026年大会が自身最後のワールドカップになると明言している。

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