久保建英が所属するスペイン1部のレアル・ソシエダは、19日のバレンシア戦に0-1で敗れた。
ソシエダは最下位相手に苦しむと、温存していた久保らを後半から出場させたものの、黒星を喫した。
この試合はバレンシアホームのメスタージャで行われたが、ソシエダは「バレンシアのファンが我がチームの選手に人種差別や侮辱行為を行ったことを強く非難する」との声明を発表した。
『Marca』などによれば、バレンシアファンはウォーミングアップ中だった久保に対して、「中国人、目を開けろ、中国人、お前は中国人だ」などと差別的な罵声を浴びせていたという(アジア人は目が細いという差別)。また、ほかのソシエダ選手数人にも侮辱的な罵声が浴びせられていたとのこと。
バレンシアはこの件について、「メスタージャでの試合中にウォーミングアップしていたレアル・ソシエダの選手数名が受けた侮辱を公に拒絶するとともに強く非難する。この状況は孤立して発生しており、決して広範囲に及んだわけではないが、このような行為は容認できず、サッカースタジアムや社会に存在するべきではない。クラブは人物を特定した場合、それに応じた措置を講じ、メスタージャからの追放につながる厳しい懲戒処分を適用する」との声明を出した。