麻薬密売組織に関与した疑いで逮捕された元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランがコメントを発表した。30日、『as』のほか欧州複数メディアが伝えた。
セリエAのインテルやASローマなどで活躍し、同リーグ通算367試合に出場した36歳のナインゴラン。昨年6月以降は無所属の状態が続いていたが、22日にベルギー2部のロケレン=テムセへ加入したばかりだった。
ベルギーの検察当局は27日、同国のアントワープ港を経由したコカイン密輸捜査の一環でナインゴランを逮捕したと発表。同選手を含む18人の容疑者は、2.7キロのコカイン、銃器、36万ユーロ(約5800万円)相当の高級腕時計2本、宝石、金、37万ユーロ(約6000万円)を押収された。
検察は声明で「この捜査は、南米からアントワープ港を経由して欧州にコカインを輸入し、ベルギー国内で再分配する疑惑に関連したものだ」と発表した。
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事件後の28日に保釈されたナインゴランは、翌日に「帰国したので、サッカーに集中して心の平穏を取り戻したい。したがって、私生活と回復のための時間を尊重していただきたい」と自身のInstagramに投稿し、『そっとしておいてほしい』と周囲に呼びかけた。