欧州各地で行われているUEFAチャンピオンズリーグの決勝ラウンドプレーオフ2ndレグ。
日本代表である前田大然と旗手怜央が所属するセルティック、南野拓実が所属するモナコは、18日に行われた2ndレグの結果でそれぞれ敗退が決まった。
前田と旗手のセルティックは、バイエルンとの1stレグに1-2で敗れていたが、2ndレグでは序盤からチャンスを量産。後半18分に先制すると、2戦合計スコア2-2で延長戦に突入するかと思われた。
だが、後半アディショナルタイム4分にバイエルンDFアルフォンソ・デイヴィスが劇的なゴールを奪取。バイエルンが土壇場で1-1に追いつき、2試合合計スコア3-2で突破を決めた(伊藤洋輝はベンチ入りしたものの出場せず)。
セルティックは素晴らしい試合内容だったが、敗退決定。旗手は試合後に思わず涙していた。
キャプテンのカラム・マクレガーは「(セルティックでの)最も残酷な結果のひとつだろう。選手たちはすべてを出し切った」と悲痛なコメント。
試合を解説したアラン・シアラーは「なんてことだ…セルティックとしては苦痛、彼らはこんな傷つき方にふさわしくない」、パット・ネヴィンも「本当に胸が張り裂けそうだ」とコメント。
『BBC』のレポーターも「セルティックにとって、最高のパフォーマンスの最後に起こったことは、本当に胸が張り裂ける思い。こんなチャンピオンズリーグ敗退はなんとも残酷だ」と伝えていた。
また、南野のモナコとベンフィカとの対戦も激闘となった。
1stレグを0-1で落としていたモナコは、2ndレグでは南野らのゴールで反撃する。後半36分には3-2と勝ち越し、こちらも延長戦突入かと思われたが、その3分後に痛恨の失点。ベンフィカが3-3の同点に持ち込み、点の奪い合いとなった一戦は終了。2試合合計スコア4-3でベンフィカの突破が決まった。
『RMC』は「モナコにとってはなんとも残酷な試合」と伝えており、モナコDFティロ・ケーラーは「失望している。全力を尽くしたが、十分ではなかった。決定的な瞬間にゴールを徹底的に守ることができなかった。ノックアウトゲームでは、全力を尽くさなければならず、リスクも伴う。ミスは勝つために冒さなければならないリスクによるもの。残念だ」と嘆いていた。