セリエA3位のアタランタだが、格下のクルブ・ブルッヘに敗れて、UEFAチャンピオンズリーグ敗退が決まってしまった。
18日のプレーオフ2ndレグでは、ケガから復帰したばかりのFWアデモラ・ルックマンが追撃のゴールを決めるも、その後のPKを失敗。
ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、「彼は私が見てきた中で最悪のPKキッカーのひとり。練習でさえ、本当にひどいキックをする。シャルル・デケーテラーレやマテオ・レテギもその場にいたのに、彼は興奮のあまりボールをとった。あれは私が絶対的に気に入らないジェスチャーだった」とこき下ろした。
その後、ルックマンは指揮官の発言に対する不満を表明。『gianlucadimarzio.com』によれば、ガスペリーニ監督は、彼に対する発言についてこう釈明したそう。
「(途中出場した)彼は並外れたインパクトを与えた。その後に続いたのは…私は攻撃的な発言をしたつもりはなかった。
昨日のウディネーゼ対レッチェ戦では、世界的なスペクタクルになりえる出来事があったが、幸運にもあきらめた選手がいた。
彼(ルックマン)のような強い選手なら、デケーテラーレに向かって『さあ、ボールを蹴り込め』というようなジェスチャーをしてほしかった。
彼はPKキッカーになることもできる、そうなれば得点能力がさらに高まるだろう。彼は気分を害したようだが、私は誰も傷つけたくはなかった」
今季公式戦で15ゴールを叩き出している24歳のルックマンは、5500万ユーロ(85億円)の市場価値を持つスター選手。ただ、フラム時代の2020年にもウェストハム戦でパネンカPKを失敗して、戦犯として批判を浴びたことがある。
なお、ウディネ対レッチェ戦では、PKキッカーの座を味方から強引に奪った選手が前半途中に懲罰交代になる騒動があった。