2018年に弱冠18歳でイタリア代表にデビューしたFWモイーズ・キーン。
16歳の時に父親が家を出て行ったため、過酷な環境で育った選手で、乱痴気パーティーで罰金を科されるなど悪童としても知られる。
24歳になった現在はフィオレンティーナでプレーしており、セリエAで15ゴールと活躍中。
ただ、23日のヴェローナ戦でアクシデントに見舞われた。
後半、バランスを崩して倒れ込んだ際に相手の膝が顔面を直撃。顔から流血したキーンは応急処置を受けてプレーを続行するも、数分後にピッチ上でふらつき、その場に倒れ込んでしまった。
そのまま救急車で緊急搬送にされたキーンについて、フィオレンティーナは「頭部外傷を負っており、検査のために入院した」と報告。
『Corriere della Sera』は「キーンはいくつかの質問に明確に答えられなかったため、さらなる検査が必要になった。夜に行われたCT検査では問題なしと診断され、数時間のうちに退院する見込み。回復に要する時間は不明」と伝えている。
キーンを失ったフィオレンティーナは0-1で敗れて3連敗。チームの絶対的得点源である彼を失うことは相当な痛手になるはずで、続報が待たれる。