鎌田大地が所属するクリスタル・パレスは、1日に行われた2部ミルウォールとのFAカップ5回戦に3-1で勝利した。
そのなかで、FWジャン=フィリップ・マテタが負傷交代を強いられるアクシデントに見舞われた。
ゴールを飛び出した相手GKリアム・ロバーツの足裏タックルが顔面を直撃…。ロバーツは一発退場になり、流血したマテタは緊急搬送されることになったのだ。
マテタは左耳に重度の裂傷を負い、25針の縫合を受けた。パレスのスティーブ・パリッシュ会長は「あんなタックルは見たことがない。あのGKの年齢を見たら、30歳だった。彼は自分を見つめ直す必要がある。同僚のプロ選手を危険に晒したし、自分の命もそうなるかもしれない。ひどいタックルだった」と憤慨。
『BBC』などによれば、ミルウォールはGKロバーツに対する人格攻撃を非難する声明を出したという。
「土曜日のマテタとの不運な衝突の後、GKロバーツに向けられた中傷にクラブは憤慨している。
リアムが危害を加えるつもりだったという、特定のメディアやスポーツ界の著名人による不名誉な指摘や報道は、リアムに対する不当な人格攻撃を助長し、忌まわしいネット上の中傷を煽った。
我がクラブに他人を傷つける意図を持ってピッチに立つ選手はいない。リアムは土曜夕方にマテタに個人的に謝罪し、すぐに受け入れられた」
ロバーツのタックルについては、元アーセナルDFマーティン・キーオンも「まるでカンフーキックだ。足をあんなに高く上げるなんて信じられない。ひどく恐ろしいチャレンジだ」と試合中継で断罪していた。
ただ、ミルウォールはロバーツのタックルは意図的なものではなく、彼が不当な批判を受けていると考えているようだ。
なお、英紙『Daily Mail』は、「マテタが治療を受けている最中にミルウォールファンたちが『彼を死なせてやれ』というチャントを歌っていたと報じたところ、ミルウォールから出入り禁止にされた」と発表している。