ニルス・ニールセン体制の初陣となったSheBelieves Cupで見事初優勝を飾ったなでしこジャパン。
2連勝で迎えた最終戦では、過去1度しか勝ったことのない“世界最強”アメリカをアウェイで2-1と破り栄冠を手にしている。
そんなアメリカ戦で、貴重な先制点を決めたのが籾木結花。3年半ぶりのなでしこ復帰を果たした28歳は大会後、所属のレスター・シティに戻り、5日には首位チェルシーとの一戦に臨んだ。
籾木はトップ下、チェルシーに所属する浜野まいかは中盤で先発。「日本人対決」となった一戦は、ホームのチェルシーが3-1で勝利し開幕からの無敗を16に伸ばしている(14勝2分)。
その中で、一矢を報いたのが籾木だった。
2点をリードされて迎えた55分、高い位置からの守備でレスターがボールを奪うと、スルーパスがタイミングよく裏に抜け出した籾木のもとへ。
GKが構えていたためシュートコースは見えづらい状況だったが、籾木の選択は“上”。ダイレクトで浮かしたボールはゆっくりと弧を描いてゴールネットを揺らした。
Nicole Momiki bringing the sauce AND the chips 🍟@LCFC_Women #BarclaysWSL pic.twitter.com/rAIwoNzqut
— Barclays Women's Super League (@BarclaysWSL) March 5, 2025
WSL公式のライブ配信では「なんて素晴らしいフィニッシュなんだ!」と実況が大興奮していたスーパーゴール。
籾木自身も試合後、動画を引用しながらXに投稿。「負けた時はいつでも悔しい。悔しいけど、この瞬間は最高でした」と得点シーンを振り返っている。
籾木と浜野はいずれもフル出場。浜野はこの試合、インサイドハーフ的なポジションに入り、2点目の起点になったほか惜しいシュートを3本放っていた。
アメリカ撃破の新生なでしこジャパン、「チームの核」となるべき5名の選手
2人のプレーも楽しみななでしこジャパンの次戦は4月6日(日)。大阪のヨドコウ桜スタジアムでコロンビアと対戦する。