今年オーストラリア・Aリーグのニューカッスル・ジェッツに移籍した水沼宏太。初の海外移籍であったが加入からすぐにレギュラーポジションを確保し、チームを改革するほどの活躍を見せている。
下位に低迷していたチームは現在3連勝を飾っており、9日のオークランドFC戦で勝利すれば2009年以来初の4連勝となる。
その水沼が今回Aリーグ公式サイトでインタビューに答えており、横浜F・マリノスを離れてニューカッスル・ジェッツに加入した理由などについて語っている。
「海外でプレーしたかったんです。Jリーグでプレーして、日本で様々なタイトルを獲得しましたが、オーストラリアという国がそこにありました。
数年前にもそのチャンスはありましたけど、その時には実現することはありませんでした。
それからマリノスで5年間を過ごしました。横浜ではオーストラリア人の指導者が周りにいましたし、それが自分にとって大きな経験になりました。オーストラリアでプレーすることは興味深いものでした。
ジェッツからオファーを受けたあとは、契約するまで1~2日しかかかりませんでした。それが僕がここにいる理由です。
簡単な決断ではありませんでしたが、海外でプレーしたいという大きな夢があり、それが自分にとっての優先事項でした。
マリノスでは沢山の人達が僕を助けてくれた。コーチ、スタッフ、チームメイトなどクラブの全員が『夢を叶えるために頑張れ』と後押ししてくれました。
そう言ってくれたみんなに感謝しています。父や家族も僕を海外へと送り出してくれて、成功の後押しをしてくれました。
このオファーを受けた時、周りの人がその移籍を手助けしてくれました。だからかなり早く決断することができたのだと思います」
オーストラリアには今季日本人選手が数多く移籍しており、Aリーグだけでもすでに10名がプレー。ニューカッスル・ジェッツが今週末対戦するオークランドFCにも酒井宏樹が所属しており、日本人対決が日常のものとなっている。