今季から英3部のバーミンガムでプレーする岩田智輝。
Jリーグ年間MVP受賞歴や日本代表経験も持つ27歳の実力派MFは、FAカップ4回戦でニューカッスル相手に決めたスーパーゴールが大きな話題になった。
その岩田は15日のノーザンプトン・タウン戦で無念のオウンゴールを喫している。
前半17分、ゴール前でプレッシャーを受けた味方GKからパスを出された岩田が蹴ったボールはあらぬ方向に転がり、まさかのオウンゴールに…(動画45秒から)。
バーミンガム公式も「奇想天外なオウンゴール」と伝えるほどの珍シーンだった。
3部でダントツ首位を走るバーミンガムだが、この日は下位相手に1-1の引き分けに終わった。
ただ、クリス・デイヴィス監督は、岩田のオウンゴールについてはこう述べている。
「選手たちには私が責任を負うと伝えた。あれを1000回ほどやっていて、いくつか失点になったという意味においてね。
だが、結局のところ、あれが自分たちのプレースタイルであり、私が望んでいるプレーでもある。
あれは本当に不運な瞬間だった。かなりペナルティエリア内がべとついていて、それに引っかかって、ボールが入ってしまった。
受け入れるのが非常に難しい瞬間だったが、選手たちには後ろからビルドアップする勇気を持ってほしい。今シーズンはそれがとてもうまく機能している」
3部ながら2部レベルの戦力を誇るバーミンガムは、この日もボール保持率で76.5%と相手を圧倒。
プレッシングをかけられた場面でも蹴り出さずにつなぐのがプレースタイルであり、ああいった失点も時にはやむを得ないと選手たちを擁護していたようだ。