今季からアルネ・スロット監督体制となったリヴァプールで出場機会が減少している日本代表MF遠藤航。

指揮官は彼のプロフェッショナルな態度を高く評価しているが、カップ戦要員、または終盤のクローザー役としての起用に留まっている。

好調だったチームもUEFAチャンピオンズリーグで敗退、カラバオカップも準優勝に終わった。

遠藤は16日のカラバオカップ決勝でベンチ入りしたものの、リードされる展開だったために最後まで起用されず。

そうしたなか、現地では遠藤ら控え選手をもっと起用すべきという声が高まり始めているようだ。

ともにXのフォロワー数が100万人を超えるリヴァプール系サイト『Anfield Watch』と『This is Anfield』はこう伝えている。

『Anfield Watch』

「(スロット監督が早急に信頼すべき4選手のひとりに遠藤を指名しつつ)オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが疲弊しているのは明らか。

彼のプレーが悪いというわけではないが、リヴァプールの中盤を一人で抑えることの厳しさが、負担になり始めている。スロットは手遅れになるまで彼の足を温存する機会を逸してしまった。

今季の遠藤航はミームのような存在にまで落ちぶれており、プレミアリーグで合計わずか137分(先発はゼロ)しか出場していないが、シーズンを通してもっと起用できたはずだ。彼はレスターやサウサンプトン相手に何とかできたはず。

ただ、スロットは最初から彼に納得していたわけではなかった。マルセイユ移籍は破談になり、それ以来、日本代表のキャプテンは残り物で食いつないでいる。守備的MF、センターバック、さらには右サイドバックでの起用で指揮官を失望させたことは一度もないにもかかわらずだ」

『This is Anfield』

「スロット監督はカラバオカップ決勝の敗北について当然批判を受けるだろう。エリオット、遠藤、キエーザの脇役トリオをあまり起用してこなかった理由に疑問を抱くことができる。

エリオット、キエーザ、遠藤のような選手たちが、カップ戦要員以上の活躍を求めて移籍するなら、『13~14人の選手でプレー時間の大半を分担してきた』という指揮官の言葉を承知の上で、誰がこのチームメンバーに名乗り出るのだろうか。

フラーフェンベルフは明らかに酷使されており、遠藤はPSG戦との間にあったサウサンプトンとのホームゲームでも先発起用されなかった。スロット監督がチームメンバーをもっと信頼していれば、この状況は変わっていただろうか」

スロット監督は守備的MFとしてフラーフェンベルフを重用してきたが、遠藤ら控え選手をもっと起用していいはずとのこと。

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リヴァプールに残された戦いはプレミアリーグだけになったが、2位アーセナルに勝点差12ポイントのダントツ首位を走っている。残り9試合で遠藤の起用法がどうなるのかにも注目だ。

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