元モンテネグロ代表FWアンドリヤ・デリバシッチ氏が3月19日に亡くなった。享年43歳。
デリバシッチ氏は1981年4月24日生まれ。ユーゴスラビアからセルビア・モンテネグロへと移行していく時代に名門パルチザン・ベオグラードでプロデビューし、2004年にマジョルカへ。
身長188cmの大型ストライカーはベンフィカやレアル・ソシエダなどへのローンを経験しながらプレーし、その後に移籍したエルクレスとラージョ・バジェカーノで2年連続の1部リーグ昇格に貢献。スペインで印象的な活躍を見せた。
モンテネグロ代表としても21試合6ゴールを記録。2011年10月7日のイングランド戦では歴史的なゴールを決め、2-2の引き分けに持ち込んだことでチームをEURO2012のプレーオフへと導いている。
2015年に故郷のクラブであるスティエスカ・ニクシッチで現役を引退したデリバシッチ氏。2023年に脳腫瘍と診断され闘病していた。
デリバシッチ氏の死去を受け、マジョルカやエルクレスなど彼が在籍していたクラブは哀悼の意を表明している。