サッカー日本代表は、3月20日の19時35分(日本時間)から、埼玉スタジアム2002にてバーレーン代表との試合に臨む。
W杯アジア最終予選の第7節である。
日本が振り分けられたアジア最終予選C組ではホーム&アウェー総当たりで一国あたり計10試合を行うことになっているが、既に日本は5勝1分無敗かつ22得点2失点と圧倒的な強さを発揮している。
そのためバーレーン戦に勝利すれば8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定する、まさに「王手」状態にある。
2022年カタールW杯後の第2次森保ジャパンは、二次・三次(最終)を合わせても順調にW杯予選を勝ち進んできており、「最強の代表」との呼び声も高い。
しかしこれまでのアジア最終予選は苦難の連続であり、時には2002年フランスW杯以来の連続出場記録を途絶えさせる危機に陥ったり、はたまた初出場の夢を儚くも折られた試合もあった。
本記事では、そのような日本中が絶望した「魔の最終予選」の試合を、ランキング形式で3つ紹介する。
3位 日本vsUAE(2016年) 1ー2
第3位は、ロシアW杯出場を賭けて戦われた2016年9月1日のアジア最終予選第1節。
初陣となるこの試合で、ヴァイッド・ハリルホジッチ率いる日本代表はホーム・埼玉スタジアム2002でUAE相手に1-2の敗北を喫した。
前半早々に本田圭佑が先制するも、UAEのセットプレー2発で逆転され、第1節から黒星を付けられる結果となった。
結果自体も残念だが、浅野拓磨のゴール取消しなど何回か誤審の可能性のあるシーンがあり、主審がカタール人であったことから典型的な"中東の笛"だと非難が集まった。
後半過ぎにはフラストレーションが溜まったハリルホジッチ監督がタッチラインを超えてピッチに入り、厳重注意を受けたシーンもあった。
1試合の負けも命取りとなる厳しいアジア最終予選。そんな中での初戦負けは、フラストレーションだけでなく深い不安と絶望を日本に与えることとなった。