2位 日本vsサウジアラビア(2021年) 0ー1
第2位は、前回のカタールW杯出場を目指した2021年10月7日のアジア最終予選第3節。
既に初戦でオマーン相手に敗戦していた森保ジャパンは、第2節で中国に勝利。1勝1敗で迎えたこの試合で0-1と痛恨の負けを喫した。
強豪サウジアラビアとの一戦は大一番だったが、その戦いに敗れたことで日本のW杯出場に暗雲が立ち込め、崖っぷちに立たされることとなった。
後半に柴崎岳の不用意なバックパスからあえなく失点し、そこからチャンスは創ったものの決め切れずに試合終了となったことで、SNS上では森保監督に対する解任論も飛び交った。
森保ジャパンはそこから怒涛の7連勝でW杯出場を決め、連続の出場記録を7に伸ばすことに成功した。
1位 日本vsイラク(1993年) 2-2
第1位は、かの有名な"ドーハの悲劇"。
1994年アメリカW杯への出場を目指して戦っていたハンス・オフト監督率いる日本代表は、1993年10月28日にアジア地区最終予選の最終節でイラクと対戦。
第4節終えた時点で日本は予選グループ首位に立っており、まさしく「王手」をかけた状態だったものの、後半ロスタイムでイラクに追いつかれ、2-2の引き分け。勝ち点で並ばれた韓国に得失点差で敗れ、予選敗退となった。
初のW杯出場が掛かっていただけに、試合終了間際の失点は考えうる限り最悪の結末だった。天国から地獄へ突き落される気分とはこのことである。この試合は、日本のサッカー史上最も日本中を絶望させた試合だろう。
これまでの日本代表の歴史を振り返れば、予選突破が完全に決まるまでは決して目の前の戦いを軽視してはならないことが分かる。目の前の一戦一戦に集中し、勝ち切ることに拘れば、W杯出場のみならずその先のW杯優勝も見えてくるはずだ。
日本代表とバーレーン代表の一戦は、テレビ朝日系列・DAZN・TVerにて配信される。