2026年W杯に向けたアジア最終予選で日本代表と同じグループCを戦っているインドネシア。
近年は旧宗主国であるオランダ系の帰化選手でチームを強化しており、新監督に就任した元オランダ代表FWパトリック・クライファートのもとでその流れを加速している。
だが、かつては世界的スター選手だったクライファート監督の初陣となる20日のオーストラリア戦には1-5で惨敗した。インドネシアは25日にバーレーンと激突。日本は同日にサウジアラビアと対戦する。
そうしたなか、インドネシア紙『Okezone』は、「クライファート監督はインドネシア代表がグループCで3位に上がるために日本代表に助けを求める」と伝えていた。
実際に援助を要請するのではなく、サウジ戦で日本の勝利を願っているという話だ。
「インドネシア代表が3位に浮上するチャンスがある。これは、インドネシアがバーレーンに2点差で勝利し、日本がサウジを3点差で破った場合に起こる。
インドネシアは日本に0-4で敗れているが、サウジには2-0で勝利したことは記憶に新しい。
一方、日本はW杯出場権をすでに獲得しているが、サウジアラビアに勝つ可能性はある。
日本の主力選手と控え選手の実力は同等に高い。日本はFIFAランキングを上げるためにも勝利が必要だ。
上記の条件が満たされた場合、インドネシアとサウジはともに勝点9、得失点差はマイナス5になる。しかし、インドネシア代表のほうが得点数が上なので、より有利な立場になる」
現在、サウジは勝点9、インドネシアは勝点6。もし、勝点、得失点差で並んだ場合、総得点数が多いほうが順位が上になる(現時点でサウジ4得点、インドネシア7得点)。
インドネシアとしては日本がサウジに大勝することを望んでいるようだが、果たして。