世界各地で行われているW杯予選。
日本代表のキャプテンである遠藤航と同じリヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンは、21日のコロンビア戦で負傷交代を余儀なくされた。
相手DFとの接触で脳震盪を起こしたとされており、リヴァプールはアリソンがブラジル代表から離脱し、チームに戻ると発表している。
そうしたなか、アリソンはSNS上でこのようなメッセージを綴った。
「みんな、僕は大丈夫だとお知らせしたい。プロトコルに従わなきゃいけなかっただけさ!メッセージをありがとう」
『Globo』によれば、ブラジル代表のチームドクターであるロドリゴ・ラスマール氏は、アリソンについてこう話していたそう。
「アリソンは頭部を負傷した。脳震盪の疑いで交代となったため、ブラジルサッカー連盟が推奨するプロトコルに従う。
推奨されている画像検査を受ける。まずCTスキャン、次にMRI 。すべての検査が陰性で正常であれば、認知テストを行ってから選手を評価する。すべてが正常であれば、今後数日間で一連の観察を行う。
プロトコルに従って、今後数日間の検査、必要な評価、選手の経過観察を行う。アリソンは正常だ。ベンチにいる彼の写真や試合後の映像を見ただろう。
彼はまったく正常。ピッチでの治療中に失神や記憶喪失を訴えることはなく、意識があった。軽い違和感を訴えていたため、交代させた。少し動きが遅くなり、脳震盪を起こしている可能性があると考えたからね」
アリソンに大きな問題はなかったものの、ブラジルサッカー連盟の脳震盪プロトコルでは5日間の安静が推奨されているため、26日のアルゼンチンには帯同せずにリヴァプールに戻ることになったようだ。