インドネシア『RRI.co.id』は21日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選オーストラリア代表戦で負傷退場したJ1横浜F・マリノスのインドネシア代表DFサンディ・ウォルシュの現在の状態を報じた。
後半15分に鼠径(そけい)部の違和感を訴えたDFミーズ・ヒルハース(オランダ1部トゥウェンテ)に代わってウォルシュが右ウィングバックに入るも、6分後にオーストラリア代表選手との接触により負傷退場を強いられた。
苦悶(くもん)の表情を浮かべてピッチから去るウォルシュの姿に、横浜FMサポーターからも心配の声が上がった。
同メディアは代表チームドクターのアルファン・ヌール・アシハル医師を取材し、ウォルシュの容体について説明を受けたという。
アシハル医師は「サンディ・ウォルシュは転倒した際にオーストラリアの選手に追突されてしまった。左胸前部、後部の痛みに呼吸困難を訴えていた。21日には改善されたが、MRIなどの他の補助検査が必要と感じたら、病院に紹介する」と明かした。
不幸中の幸いなことに、サッカー選手の生命線である下半身の負傷や脳震とうなどの情報は出ておらず、胸部の負傷を経過観察している状況だ。
ウォルシュは横浜FMに加入してからリーグ戦3試合に出場しており、16日に行われたJ1第6節ガンバ大阪戦で2-0と今季リーグ戦初の完封勝利に貢献していた。
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また同じく負傷退場したヒルハースについては、25日のバーレーン代表戦に間に合う可能性があり、同医師は「うまくいけば問題はない。次の試合に参加できる」とコメントした。