かつてマンチェスター・シティやレアル・マドリーでプレーした元ブラジル代表ロビーニョ。
ミラン時代の2013年1月に男5人とともに性的暴行事件に関わったとして、イタリアの裁判所から懲役9年を宣告された。
ブラジルでは憲法で国民の引き渡しを禁じているが、イタリアはブラジル国内での刑執行を求める要請を行い、ロビーニョは2024年3月にサンパウロの刑務所に収監された。
『Marca』によれば、獄中生活1年を迎えたロビーニョは、政治家や有名人も収監されている『セレブ刑務所』で模範囚として他の受刑者と問題を起こすことなく、刑務作業に従事しているという(有名な殺人犯らも収容されているというが)。
600時間の電子工学コースでテレビやラジオを修理しつつ、読書クラブに登録し、庭の手入れをして、労働および市民教育プログラムを修了し、刑期の短縮を求めているとのこと。なんでも12時間の労働ごとに刑期が1日短縮されるという。
また他の受刑者から靴を借りてサッカーに興じることもあったそうで、蹴りを食らって倒れた際には「洗礼だ」と周りは叫んでいたとか。
ロビーニョは、自殺または自傷行為をそそのかした罪で収監された22歳の受刑者とともに8平方メートルの房で暮らしている。
通常、月に1回ほどの面会は、一等親以内の親族に限られているとか。ただ、肉、野菜、ソフトドリンク、水、サラダ、デザート、衣類、チェスやなどのゲーム、筆記用具、ポルノ以外の雑誌や本などの差し入れが認められているそう。
弁護士も「彼は模範的な囚人として、他の囚人と問題を起こしたこともなく、忙しくしている」と語っている。
なお、事件にはブラジル人4人が関与したとされているが、そのひとりだったロビーニョの元ボディガードだった46歳の男は、今週、自殺の可能性がある状態で死亡しているのが発見されたとのこと。