2026年ワールドカップに向けた南米予選ではアルゼンチン代表が5試合を残して早々と突破を決めた。
サッカーの王国であるブラジルが4位に低迷するなか、2位と躍進しているのがエクアドルだ。
26日のチリ戦は0-0のドローに終わったが、弱冠17歳の選手が代表デビューを果たしたことが話題になっている。背番号17をつけて先発に抜擢されたダルウィン・グアグアは2007年11月生まれ。
彼はエクアドルの名門インデペンディエンテ・デル・バジェのユースチームに所属しているものの、まだプロ経験はない。U-17代表やU-20代表経験すらなかったのだが、プロデビューより先にフル代表デビューを果たしてしまった。
かつてハビエル・マスケラーノもリーベル・プレートでデビューする前の2003年に19歳でアルゼンチン代表にデビューしたが、こういったケースは極めて稀。
昨年8月からエクアドル代表を率いているアルゼンチン人のセバスティアン・ベカチェチェ監督は「これまでの8試合で7選手が代表にデビューした。これはずっとやってきたことだ。若い選手を探し、テストし続けている。ユース選手たちと68回のトレーニングセッションも行った。自分たちは適切だと思うことをやっている」とグアグアの抜擢を説明している。
エクアドルサッカー連盟会長も「この若者はいい試合をした。期待を裏切らなかった。彼らは成長し続けなければならない子供たちであり、プレー時間が増えればさらにいい」と彼のプレーを讃えていたそう。
なお、インデペンディエンテ・デル・バジェは、三笘薫とともにブライトンでプレーしたエクアドル代表MFモイセス・カイセド(現チェルシー)らを輩出してきたクラブ。
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