ランス1部残留のために「自分が率先する」
伊東は2次予選では代表に招集されない時期が続くなど、苦難の時期を過ごした。
それでも所属先のランスでは、リーグ戦第26節を終えた時点で24試合4得点3アシストを記録し、フランス1部で15位に沈むチームで奮闘している。
日本のスピードスターは「クラブは本当に苦しい時期で、何とか勝てるように自分が何とかしなくちゃいけない。いまは残留争いなので、そこでしっかりチームを(1部に)残せるように自分が率先していくのはもちろんですけど、カップ戦も残っていますので、そこでもいい結果を出せるようにしたいと思います」と残留争いをするランスでの活躍を誓った。
今後は「1本の質や1本のゴールで決まる」
W杯優勝を目指す森保ジャパンは今後、きょうのサウジアラビアのような引いて守る相手にも勝っていかねければならない。
伊東は今後の代表での試合について「1本の質だったり、1本のゴールで(勝敗が)決まると思う。自分もシュートチャンスが1本あったので、決めていれば1‐0で勝っていたので、そういうところは大事」と語った。
サムライブルーは今年6月5日(キックオフ時刻未定)にアウェイでオーストラリア代表と、10日午後7時35分に市立吹田サッカースタジアム(大阪府吹田市)でインドネシア代表と対戦する。
W杯のメンバー入りに向け、すでにサバイバルは始まっている。
苦難を乗り越え、さらなる成長を遂げたスピードスターがW杯のピッチを駆け抜ける姿を魅せてほしい。
(取材・文 Ryo)