U-17日本代表は10日、U17アジアカップのグループステージ最終節でオーストラリアと対戦。結果は2-3の逆転負けに終わったものの、グループ1位で4大会連続のワールドカップ出場を決めた。

1勝1分で迎えた強豪オーストラリアとの一戦。日本は引き分け以上でグループステージ突破とワールドカップ出場が決まる一方、敗れた場合は他会場のベトナム対UAEの結果次第となる。

廣山望監督はこの試合も3-4-2-1のシステムを採用。GKは今大会初出場の村松秀司。DFは右から篠崎健、藤田明日翔、藤井翔大、ボランチは神田泰斗と樺山文代志が並んだ。

ウィングバックは右に田中遥大、左に針生涼太。前線の3人はこれまでの2試合と変わらず、シャドーを吉田湊海と加茂結斗、1トップをキャプテンの浅田大翔が務めた。

試合は開始早々の7分、神田のコーナーキックを藤田が合わせて先制。幸先よくリードを奪った日本だが、ワールドカップ出場のためには勝つしかないオーストラリアを相手に徐々に劣勢に立たされていく。

オーストラリアは近年育成での底上げに成功しており、10代のタレントが豊富。日本戦でも4-3-3の立ち位置をとりながらしっかりとボールを動かすサッカーを展開してきた。

お互いチャンスを作りながら迎えた後半、オーストラリアは10番のクイン・マックニコルを投入。51分にコーナーキックをマイルズ・ミリナーが頭で合わせて追いつくと、71分には高い位置で樺山からボールを奪ったマックス・アナスタジオに逆転弾が決める。

直後の74分には再びコーナーキックから、最後はアレクサンダー・ガルボウスキが押し込み追加点。日本も86分に途中出場の2人、今井宏亮の突破から谷大地が1点を返すが、反撃はここまで。2-3で無念の逆転負けを喫した。

この結果、日本とオーストラリア、そしてベトナムを相手に劇的ドローに持ち込んだUAEが勝点4で並ぶことに。しかし3チーム間の当該成績ではUAEに4-1の勝利を収めていた日本が一歩抜け出し、グループ1位の日本、同2位のUAEがワールドカップへの切符を手にしている。

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薄氷ながらなんとか一つ目の大きな目標を達成した日本。次は、3大会連続のアジア制覇を目指し、13日の準々決勝では地元サウジアラビアと対戦する。

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