ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)は16日、ベルギー人のワウター・ヴランケン氏が監督に就任することが決定したと発表した。

ヴランケン氏は1979年2月3日生まれの46歳。シント=トロイデンでプロ選手としてデビューし、世代別のベルギー代表でもプレー。その後はヘントやヘンクなどで活躍した。

現役時代のヴランケン氏(右)

引退後は指導者となり、2012年に早くも監督としてのキャリアをスタート。2022年から2024年はヘンク、2024年から今年にかけてはヘントと古巣の強豪を率いていた。以下は関係者のコメント。

STVV 強化部長 アンドレ・ピント氏

「チームの置かれた状況を踏まえると、確実に結果を出せる選択が必要でした。そこで私たちは、ベルギーリーグを熟知し、経験豊富な監督を選びました。ワウター・ヴランケン氏は、STVVのユース出身、トップチームでプレーした経験もあり、クラブを知り尽くしている存在です。彼とともに、プレーオフ3を勝ち切り、1部残留を果たすために全力を尽くします」

ワウター・ヴランケン監督

「STVVの監督に就任することは、私にとって『帰ってきた』という感覚です。ここ数日、多くのサポーターや地域の方々から温かいメッセージをいただきました。ハスペンハウ地方の人々やファンの皆様に誇りを持ってもらえるよう、毎日全力を尽くしていきたいです」

日本人選手が7人所属するシント=トロイデンは現在、4チームによる1部残留プレーオフを戦っており、残留圏の1位につけてはいるものの入れ替え戦を戦う2位のセルクル・ブルッヘとは勝点1差。残り3試合でポジションをキープするため監督交代に踏み切ったとみられる。

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シント=トロイデンの次戦は26日(土)、セルクル・ブルッヘとアウェイでの大一番に臨む。

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