欧州サッカーシーンはシーズン佳境を迎えている。
女子UEFAチャンピオンズリーグは準決勝が終わり、決勝戦はバルセロナとアーセナルの顔合わせに決まった。
20歳の浜野まいかが所属するチェルシーは、CL2連覇中の王者バルセロナと対峙した準決勝で2試合合計スコア2-8で惨敗(ともに1-4というスコア)。
チェルシーは国内リーグ5連覇中の英国最強チームだが、バルサ女子はスペインリーグ26試合で107得点というすさまじい破壊力を持つ無双チーム。
2万6702人が駆けつけたホーム開催の2ndレグでチェルシーは、逆転を狙うも前半だけで3失点する厳しい展開を強いられた。
『BBC』は「屈辱的敗退。チェルシーは息も絶え絶えだったが、バルサは圧倒的な強さ、的確な判断力、巧みなプレーを見せつけた。バルサはすべての要素を備えている。賢く、知的で、無慈悲、イングランド最強チームにも容赦なかった」と伝えていた。
かつてチェルシー女子でプレーしたファラ・ウィリアムズとカレン・カーニーも「チェルシーにとってはやや恥辱的」、「メンタルや戦術の問題なのか。差はこれほど大きくあってはならない。選手一人ひとりが努力を重ねてきたが、差が大きすぎて、その理由がよく分からない。2-8という差はあってはならない」とうなだれていた。