ベティスのFWアントニーが勝利の喜びを口にした。9日、スペイン『マルカ』が伝えた。
今冬にマンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍でベティスへ加入したアントニー。ここまで公式戦21試合8得点5アシストを記録し、チームの攻撃をけん引している。
UEFAカンファレンスリーグの準決勝ではフィオレンティーナ相手に直接フリーキックを叩き込み、2-2の引き分けに貢献。ベティスは2戦合計4-3でファイナルへ駒を進めた。
アントニーは「少し疲れているけど、それ以上に幸せだ。パーティーは最高だったよ。試合の難しさは分かっていた。決勝戦だからこの瞬間を楽しまなきゃいけない。だからファンと一緒に祝わなきゃいけないんだ」と喜びを語った。
「とても幸せだね。家族と僕は、きょうこの瞬間を生きるために3、4ヵ月前にどんな経験をしてきたかを知っている。私生活でも多くのことを経験し、いまはすべてが変わった。僕と家族がこの瞬間を生きられるようにしてくださったすべてのことを神に感謝している。母、妻、妹、弟とたくさん泣いた。きょうこの瞬間を楽しむために、僕たちはとてもつらい時期を乗り越えてきたんだよ」
今月29日に行われる決勝戦ではプレミアリーグのチェルシーと対戦する。
タイトル獲得に向けてアントニーは「試合が終わったとき、感情が湧き上がってきた。それは喜びであると同時に安堵(あんど)でもある。人生でつらい時期を経験してきたし、きょうはピッチ上だけでなく、家族としても信じられないような瞬間を経験した」としつつ、「彼ら(サポーター)は僕たちを待ってくれている。大変な努力の末に決勝までたどり着いたんだから、僕たちは常に一緒だよ」とファンにタイトルを届けたいと誓った。