自身2季連続昇格へ「基本の部分を全員ができているチームが昇格争いをする」
谷内田は昨季J1京都サンガから当時韓国2部FC安養(アニャン)へ期限付き移籍していた。
リーグデビュー戦で移籍後初ゴールを挙げるなど、安養サポーターに鮮烈な印象を与えた同選手だったが、主力選手がケガから復帰すると、出場機会が激減した。
チームは見事に2部優勝を成し遂げて1部昇格に成功したが、谷内田は最終的にリーグ戦7試合1得点という結果に終わった。
韓国では昇格したチームの中で、出場機会に恵まれない悔しいシーズンを過ごした。それでも昨季の経験が、いまの優勝・昇格争いに生きているという。
「去年いたチームも似ている部分があって、連敗しないことや、押し込まれたら全員で守る基本の部分を全員ができているチームが、こうやって昇格争いをするんじゃないかと思います」
大宮のチャンスメイカーは、記者から『激しいチャージが多い韓国での経験が、きょうのような守備に生きているのでは』と尋ねられると「そうですね。でも、もっとやらないといけない部分があるので、改善しながら成長していきたいと思います」とさらなる進化を約束した。
大宮は次節、今月17日午後2時から藤枝運動公園サッカー場で、藤枝MYFCと対戦する。上位チームとの連戦で勝点6を積み上げた大宮は、このまま勢いに乗ってJ2首位を走る千葉を追撃したい。
自身2季連続の昇格を目指す大宮の背番号41は「アウェイはアウェイなりの難しさがあると思う。また全員でいい準備をしたいと思います」と今季2度目のリーグ戦3連勝に向けて万全を期すと誓った。
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千葉の背中は、もうはっきり見えた。日々進化を遂げる大宮のチャンスメイカーは、静かに闘志を燃やしている。
(取材・文 縄手猟、写真 浅野凜太郎)