J1の東京ヴェルディは4日、MF綱島悠斗が、海外移籍を前提とした準備のため、チームを離脱することになったと発表した。
綱島は2000年8月15日生まれの24歳。東京ヴェルディのアカデミー出身で、トップ昇格はできなかったものの国士舘大学を経て2023年にプロ入りした。
身長188cmの大型ボランチは、城福浩監督のもとチームが3バックに移行して以降センターバックとしてブレイク。今年7月の東アジアE-1選手権で日本代表デビューを飾っている(代表ではDF登録)。
選手のコメント等については、移籍先決定のタイミングで発表されるとのこと。なお、綱島に関してはベルギー1部のアントワープ移籍が決定的と報じられている。
また、東京ヴェルディは同じく4日、FW木村勇大が名古屋グランパスへ完全移籍することも発表した。
24歳の大型ストライカーは昨季、京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入し、36試合10ゴールを記録してチームの6位に大きく貢献。
しかし、完全移籍を果たして背番号10を与えられた今季はここまで20試合2ゴールにとどまっていた。以下は移籍を決断した木村のコメント。
東京ヴェルディ公式
「このたび、名古屋グランパスに完全移籍することを決めました。
まずは、今年から完全移籍で加入し、伝統あるクラブの10番を背負ったのにも関わらずシーズンの途中でチームを離脱することになってしまい本当に申し訳ありません。
この決断をするにあたって、悩みに悩んで考え抜いた上で決めました。ヴェルディというクラブがだいすきで、なんと言ってもチームメイトがだいすきでした。
プロ1年目、上手く行かずどん底にいた自分を救い出してくれ、新たな世界を見せてくれたのはヴェルディであり、江尻さん、城福さん、(森下)仁志さんをはじめとするスタッフ陣には感謝してもしきれません。
この決断に対してさまざまな声があることは承知しています。その決断を正解に変えられるように死ぬ気で名古屋の地で踏ん張って戦ってきます。
味スタで聞くチャント、多くの人が着てくれていた10番のユニフォーム、声をかけてくれたファン・サポーターの皆さんの声がいつも背中を押してくれました。
1年半いい時も悪い時も支えてくれたチームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました!」
名古屋グランパス公式
「東京ヴェルディから完全移籍しました木村勇大です。歴史あるこのチームの一員になれること大変誇りに思います。
シーズンの途中でヴェルディを抜け、相当な覚悟と決意を持ってこのチームに来ました。この選択を正解にし、グランパスの勝利に貢献できるよう持てる力の全てを注ぎます。
グランパスファミリーの皆さんよろしくお願いします!」
E-1連覇の日本代表、「2026年W杯メンバー入り」の可能性を示した4名の選手
24節終了時点で16位の東京ヴェルディ。次戦は今週末の9日(土)、ホームの味の素スタジアムで18位の横浜F・マリノスと対戦する。