J1で3連覇を目指すヴィッセル神戸は、2日に30周年記念チャリティーマッチ「LEGENDS MATCH」を開催した。

カズこと三浦知良らOBたちが大集結し、ノエビアスタジアム神戸を大いに沸かせた。

『ミスター神戸』と呼ばれた元日本代表FW永島昭浩氏も監督兼選手として出場。

同氏の娘として知られる元フジテレビアナウンサーの永島優美さんもこの試合を観戦していた。

優美さんは、父も背負った背番号13入りのユニフォームを着た写真とともに、SNSにこんなメッセージを綴っていた。

「『神戸のためにありがとう』

こう書かれた手作りボードを掲げ、涙ながらに叫んでくださったサポーターの方々。その歓声に手を振りながらピッチを1周する父の姿。

25年前の引退試合、当時まだ小学生だった私の心を熱くしたその景色は、今も色褪せない大切な思い出です。

そんな父が再び神戸のために汗を流す姿は感慨深く、あの日を思い出しました。改めて、クラブの大切な節目に参加させていただき感謝です。サポーター、関係者の皆さま、ありがとうございました」

神戸出身の永島氏は、1995年の阪神淡路大震災で実家が全壊。「街を勇気づけたい」という想いから、当時誕生したばかりだったJリーグ加入前の神戸に加入した。

その後、2000年に行われた引退試合には優美さんも駆けつけており、その思い出が蘇っていたようだ。

兵庫県が生んだ最強選手5人

神戸公式によれば、永島氏はチャリティーマッチ後に「現役の選手、クラブが非常に(良い)結果を出している中で、30年という節目があり、このような催しを企画、実行していただきました。2万人弱の観客が集まったことは、歴史を紐解くとサッカーだけではなくて大きな社会貢献に繋がる歴史でもあると思います。50年先、100年先も同じ思いを持った人間が繋いでいきながら、(この先)いろいろな苦難が起こったとしても乗り越えられるエネルギーやパワー、生き抜く力をこのチームが伝えてもらえたらなと思います」と語っていたそう。

【Qolyインタビュー】「自分の信じた道を突き進んで…」J初の京都大出身GK田中雄大が福島ユナイテッドFCで成長を誓う