スペインサッカー連盟(RFEF)は、「今季、マイアミでリーグ戦を行う」というバルセロナとビジャレアルの要請を承認した。

アメリカメディア『ESPN』が11日に報じた記事によると、ビジャレアルとバルセロナは、今年12月20日に開催される予定の両チームの試合をマイアミのハードロック・スタジアムで開催する要請をしていたという。

RFEFは「受け取った書類を受け取り、理事会の審査・承認後、FIFAの国際試合規則とRFEFが承認した適用規則に従って、2025年12月20日にマイアミのハードロック・スタジアムでの試合の事前承認手続きを開始するよう、UEFAへこの件を委ねます」と公式声明を発表した。

実現すれば、欧州各国リーグ史上初の国外でのリーグ戦開催となる。

アメリカでのリーグ戦開催は、長い間ラ・リーガの最優先事項で、同リーグのハビエル・テバス会長も開催に前向きな姿勢を示していたという。

バルセロナは2019年1月のジローナとの試合をマイアミで開催しようと要請していたが、RFEF、UEFA、FIFAからの反対に遭い、実現しなかった。

しかし、イギリスメディア『BBC』は、両クラブのサポーターグループやスペインサポーター協会(FASFE)が、この発表に断固反対していると伝えた。

さらにこれらの団体は、商業的な側面が大きいこの試合を阻止するため、法的措置を取る可能性もあるという。

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近年は国内カップ戦決勝を国外で開催するケースが増えているが、リーグ戦の試合までも国外開催を許してしまうと、「国内リーグ」を現地で観る価値が薄れてしまうかもしれない。

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