ゴンサロ・ゲデス
「新しいクリスティアーノ・ロナウド」と呼ばれた選手は数多くいたが、ベンフィカの若手だったころのゴンサロ・ゲデスほど見出しを飾った者もいない。
2015年、クリスティアーノ・ロナウド以来初めて18歳でポルトガル代表デビューを果たし、その数年後にはマンチェスター・ユナイテッドとの競合の末にパリ・サンジェルマンへの移籍を果たした。
ただフランスで結果を残せなかった彼は、その後バレンシアやウォルヴァーハンプトン、ビジャレアルなどで浮き沈みの激しいキャリアを送ってきた。調子が良ければそこそこのウインガーだが、ロナウドの後継者になり得ない存在だった。
アントニ
「彼には才能がある。ロナウドを思い出させる」と話したのはゴードン・ストラカン氏。マンチェスター・ユナイテッド加入後のプレーを見て、彼はそのように評論した。
そのプレーには非常に鋭さがあり、ドリブルの技術も高かった。しかしストラカンはそのコメントにこう加えていた。「ただ、彼は自分がロナウドだと思っているようだが、ボールの扱いが大雑把だ。彼は自分に問いかける必要がある。『これは自分のためにやっていることか、あるいはチームのためにやっていることか?』と」
さらに「ロナウドはこれを早い段階で理解したし、今もそれを理解している。本当にチームのためにやっているならそれでいい。自分のためにやっているなら、今すぐやめるべきだ」とも話した。
若くて未熟なロナウドと比較されたアントニ。今のところ、まだ成熟したロナウドのようにはなれていない。