香港1部の傑志(キッチー)は10日、元スペイン代表MFアシエル・イジャラメンディがクラブへ加入すると発表した。

イジャラメンディは1990年3月8日生まれの35歳。レアル・ソシエダでプロとなり、2013年夏にレアル・マドリーへ移籍するなど、キャリアのほぼ全てをラ・リーガで過ごしてきたMFだ。

2013-14シーズンにはマドリーでUEFAチャンピオンズリーグ制覇を達成。2015年に再びソシエダへ戻り、久保建英が加入した2022-23シーズンにも24試合1ゴールを記録するなど輝きを見せていた。

2023年から2024年にかけてはMLSのFCダラスでプレーしたが、昨季限りで退団。そして今回、香港での挑戦を決めた彼について、傑志のイニゴ・カルデロン監督は以下のように語っている。

「アシエルは非常に高いクオリティを持った選手です。彼の経験とリーダーシップはチーム、そしてクラブにとって大きな財産となるでしょう。システムやプレースタイルの面で、まさに我々が必要としている選手であり、彼が傑志のためにプレーする姿を見るのが待ちきれません。彼はチームに多くの利益をもたらしてくれるはずです」

傑志での背番号は「5番」に決定したイジャラメンディ。傑志加入をSNSで報告すると、ソシエダ時代の同僚でほぼ同年代のイニゴ・マルティネス(現アル・ナスル)やセルヒオ・カナレス(現モンテレイ)がさっそくメッセージを送っていた。

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傑志は、浦和レッズが優勝した2022年のAFCチャンピオンズリーグでベスト16に入るなど香港屈指の強豪として知られるが、昨季の香港プレミアリーグでは4位に終わりACL出場を逃している。

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