37歳吉田麻也と31歳山根視来の元日本代表コンビが所属するMLSのLAギャラクシー。
昨シーズンは10年ぶりに全米制覇を成し遂げたが、今シーズンは開幕から絶不調で現時点でも西地区最下位に沈んでいる。
そのギャラクシーは14日にアウェイでシアトル・サウンダースと対戦。
2点を先取される厳しい展開だったが、前半44分に吉田が追撃のゴールを決めると終了間際の後半43分には山根が劇的同点弾をもたらし、2-2の引き分けに持ち込んだ。
ギャラクシーは「Japangeles。MLSで同じチームの日本人選手2人が同じ試合でゴールするのは史上初」と日本人デュオの活躍を讃えていた。
最後の10分間ほどはセンターフォワードとしてプレーした吉田は、試合後にこう話していた。
「彼(山根)はとても喜んでいた。『ハッピー!』と言っていたけれど、でも、彼は今日一番大切なことは『一緒に守り、一緒に攻撃する』ことだとも口にしていた。
それが今日一番大切なこと。それは自分にとっても同じ。後半は相手が少し試合を支配しても、自分たちは我慢強くプレーし、最終的に勝点1を獲得することができた。自分が前線でプレーしていたにもかかわらずね。僕らは素晴らしいスピリットを見せつけた」
また、グレッグ・ヴァーニー監督は、MLS初ゴールを決めた山根について、「彼は素晴らしい夜を過ごした。動きがよく、ポジショニングも判断も的確だった。とにかく本当にいい夜だった。試合終盤、誰かがそこにいてくれる必要があった時に、彼はそこに来てくれた。素晴らしいプレーだった」と讃えていた。
なお、ギャラクシーはリーグ戦残り5試合で、プレーオフ圏内とは勝点差14ポイントあるため、ポストシーズン進出はほぼ絶望的な状況にある。