今年6月にJ2のサガン鳥栖から韓国2部の城南FCへ移籍した元U-23韓国代表GKヤン・ハンビン。

2023年に韓国リーグ屈指のGKとしてJ1のセレッソ大阪へ入団し、Jリーグの2チームでプレーしたが、いずれも正守護神の座につくには至らなかった。

韓国メディア『東亜日報』は17日、今季から母国へ復帰したヤンのインタビュー記事を掲載。

その中で、Jリーグで培った経験について語っている。

韓国リーグでは通算162試合に出場しながら、Jリーグでは通算25試合のリーグ戦出場にとどまったヤンは「私の日本挑戦は失敗に終わった。外国人選手として、ピッチ内外で越えがたい壁と戦っているように感じた」と振り返った。

C大阪では、同胞の元韓国代表GKキム・ジンヒョンとポジション争いを演じた。長きにわたりC大阪のゴールマウスを守り続け、日本語も堪能なベテランGKの壁は想像以上に高いと感じたようだ。

それでもヤンは、「Kリーグ(韓国リーグ)では学べなかった新しいビルドアップの方法を学べたのは大きな収穫だった。これを存分に発揮できるように、出場機会の多いチームを探した結果、城南に来ることになった」と、Jリーグでの収穫を今後に生かしていく考えだ。

ヤンが加入したときの城南は、2部で14チーム中13位に低迷していたが、現在は安定感を取り戻して6位まで浮上した。昇格プレーオフ圏内の5位までわずか勝点2ポイント差に迫っている。

ヤンは「キャリア初の昇格争いをしながら、いつもときめきを抱いている。城南じゃなかったら、こんな感情を再び感じられるのは難しかっただろう」と、試合に出場する喜びをかみしめながらチームの昇格を目指している。

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Jリーグでの経験を糧に、韓国の古豪を昇格へと牽引する。

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