J1の名古屋グランパスは25日、2026シーズンから実施されるJリーグのシーズン移行に伴い、新シーズン開幕前の夏季トレーニングキャンプを、北海道苫小牧市(TOMASEIフットボールフィールド)で実施することを決定したと発表した。

Jリーグは長い議論の末、ワールドカップイヤーの2026年にシーズン移行することを決定。初年度の2026-27シーズンは8月に開幕する。

これまで“春秋制”だったJリーグのプレシーズンキャンプは1月から2月にかけて行われており、沖縄や鹿児島など冬でも比較的温暖な地域でキャンプが実施されていた。

ところが、シーズン移行により“夏春制”となるため、プレシーズンも半年ずれて7月から8月にかけての夏に。よって、キャンプも冷涼な地域が候補地となる。

その中で今回、名古屋が北海道苫小牧市をキャンプ地とすることを発表。リリースでは苫小牧市について以下のように綴られている。

「キャンプ地決定に際し、多大な熱意とご尽力をいただきました苫小牧市並びに苫小牧観光協会、苫小牧地区サッカー協会の皆さまには御礼を申し上げます。今後、弊クラブとしましても苫小牧市民の皆さまから愛され応援していただけるよう取り組んでまいります」

地域と良い関係性を築けていることもキャンプ地選定の決め手の一つとなったようだ。

苫小牧のTOMASEIフットボールフィールドは、天然芝1面、人工芝2面に管理棟(放送設備、役員室、会議室、トイレほか)を備えた市の施設。収容人数は盛土スタンドながら3,500人あり、新千歳空港からもほど近いためファン・サポーターにとってありがたい場所と言えるかもしれない。

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シーズン移行に伴うプレシーズンキャンプ地の選定は各地で招致活動が進んでおり、今後各クラブから続々と発表されるとみられる。

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