ナポリに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクは29日、自身のインスタグラムで父ロジャー・ルカク氏の死を発表した。
ナポリのストライカーは、インスタグラムの投稿をすべて削除し、自身が幼いころに父ロジャーと写った写真の投稿をアップ。悲痛な想いと感謝のメッセージをつづった。
「僕が知っているすべてを教えてくれてありがとう。
僕はあなたに感謝し、永遠に大切に思っています。人生は二度と元通りにはならないでしょう。
誰にもできない形で僕を守り、導いてくれた。僕ももう同じではいられない。
痛みと涙が止まらない。でも神が立ち直る力を与えてくれるはず。すべてにありがとう」
58歳で他界したロジャー氏は、息子のロメル、ジョルダンと同様にサッカー選手として活躍した経験があり、現役時代はベルギーやトルコでプレー。コンゴ民主共和国代表としても国際Aマッチ11キャップを刻んだ。
ベルギーリーグで135試合で47ゴールを記録したロジャー氏には、ベルギーサッカー協会からも「ロジャー・ルカク氏の逝去にあたり、ルカク一家の皆さまに心から哀悼の意を表明します」と、声明が発表されている。
また、ベルギー代表で同僚のマンチェスター・シティFWジェレミー・ドクと、マンチェスター・ユナイテッドのOBで元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、ルカクの投稿にハートの絵文字を添えた。
昨季のセリエAで14得点を記録したルカクは、現在太ももの負傷から復帰を目指しており、父の死を乗り越えて悲しみを力に変えての完全復活が期待されている。
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