現在、チリで開催中のU-20ワールドカップ。

優勝候補に挙げられていたU-20日本代表は、8日にフランスとの決勝トーナメント1回戦に0-1で敗れて敗退が決まった。

日本はフランスを圧倒したものの、シュートがクロスバーに嫌われるなど、ツキにも見放された。

敗退後に選手たちは涙を見せており、U-20フランス代表のベルナール・ディオメド監督も「試合を見た誰もが日本が勝利にふさわしいと思ったはず。彼らは本当に素晴らしかった。彼らは敗退に値しない。悲しみが見てとれた」と同情していたほど。

そうしたなか、U-20日本代表が残したメッセージが話題になっている。

チリプロサッカー協会によれば、試合後のロッカールームに「チリ、本当にありがとう! 私たちはあなたたちの文化をとても誇りに思っています」という感謝のメッセージをスペイン語で綴っていたそう。

この振る舞いにチリメディアも感銘を受けたようだ。

『La Tercera』「日本代表は、ロッカールームに置かれたボードに、心のこもったメッセージを残した。日本は大会期間中、チリ国民の愛情を勝ち取った。規律あるプレーはファンの共感を呼び起こした。この写真はSNSで共有され、多くの反響を呼んだ。日本は敗退したにもかかわらず敬意を示したのだ」

『BioBioChile』「日本はピッチ外でもファンを魅了し、チリサポーターの心を掴んだ」

『RedGol』「チリの観客に応援された日本選手たちは、敗北の悲しみに打ちひしがれ、ピッチに崩れ落ちた。しかし、彼らはアジアに広く浸透している素晴らしい礼儀正しさを示すために時間を割いた。東洋の知恵に関するあらゆるものが彼らにとってどれほど大切であるかを表している」

日本はグループステージで地元チリを下していたが、現地でも愛される存在になっていたようだ。

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なお、チリも決勝トーナメント1回戦でメキシコに敗れて敗退が決まっている。

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