近年の日本代表でエースストライカーに君臨してきた上田綺世。

法政大学から鹿島アントラーズ入りすると、Jリーグで大暴れし、2022年以降は海外でプレーしてきた。

オランダの名門フェイエノールトで3年目を迎えた今シーズンは、リーグ開幕8試合で8ゴールを記録するなど絶好調だ。

その上田は、10日のパラグアイ戦で日本代表を救うゴールを決めてみせた。1点を追う後半44分に投入されると、劇的同点ゴールを叩き出し、2-2の引き分けに持ち込んだのだ。

上田は日本代表でエースストライカーの代名詞である9番を託されてきたが、この試合では自ら志願して18番を着用した。

パラグアイ戦を放送した日本テレビの試合前インタビューで、上田はその理由をこう語っていた。

「もともと18番にこだわって、小さい頃からサッカーをしてきたので。

その理由は色んなところでも話していますけど、代表も国を背負って戦う…自分の好きな番号、意味のある番号を背負って、戦えるのはすごく嬉しいですし、もちろんモチベーションにもなります。

自分の夢でもあったので、今はすごい満足しています」

また、試合中継では、上田は、父が好きだった元ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマンの18番をつけることを希望したとも紹介されていた。

クリンスマンはドイツ代表として通算108試合に出場した名ストライカーで、1990年W杯では西ドイツ代表の一員として優勝も経験している。

18番が代名詞になったクリンスマンだが、本人は「深い理由はなく、たまたま空いていた番号を選んだら、アイデンティティの一部になった」、「(トッテナムでは)9番がとられていたから、その2倍の18番にした」と語っていたことがあるとか。

日本代表で「奇妙な背番号」をつけた7人の選手

上田は法政大学、鹿島、東京五輪の日本代表でも背番号18をつけたほか、Instagramのアカウント名にも18が入っており、この番号への思い入れが強いそう。

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