代表ウィーク期間中にコンディション不良となる選手たちは少なくない。日本代表ではMF遠藤航、FW前田大然といった選手らの負傷が相次いで発表された。
彼らの多くは所属クラブでも主力選手として活躍しており、その負傷は選手個人としてのキャリアだけでなく、クラブの戦略上も大きな痛手となる。
そうした中、近年のサッカー界では所属クラブが代表選出に対し、露骨な不快感を示したり、出場時間制限の要請を行うことも珍しくない。
隣国の韓国でも、同様の問題が発生しているようだ。
現地紙『スポーツ東亜』は10日、韓国代表に選出された一部の選手らの所属クラブが大韓サッカー協会に対し、出場時間の制限などを要請していたと報じた。
同協会の関係者は取材に対し、「代表選手を保有したイングランドやドイツの複数のクラブが、大韓サッカー協会や代表チームのコーチングスタッフに直接連絡し、該当選手たちの最近の体調を伝え、出場時間を配慮してほしいと要請した」と明かした。
また、この連絡に際して一部のクラブはスポーツディレクターまでもが要請に参加していたという。
韓国代表ではウルヴァー・ハンプトンに所属するFWファン・ヒチャンが昨年、代表活動参加中に怪我するなどコンディション面での問題が発生している。
過酷なスケジュールの中で、選手たちの身体を守るため、所属クラブは全力を尽くすようだ。