サッカー王国ブラジルからついに初勝利を勝ち取った日本代表。
そのなかで、存在感を放った選手のひとりが、鈴木淳之介だ。
守備陣に離脱者が相次ぐなか、22歳のディフェンダーはセレソン相手にやれることを証明した。
鈴木はこの夏にJ1の湘南ベルマーレからデンマークの強豪コペンハーゲンに移籍。
身長180cmほどながら、もともと守備的MFだったこともあり、足元の技術にも優れる。左右両足を使えるほか、デンマークでは未経験だった右サイドバックでの起用でも活躍を見せた。
『TV2』によれば、鈴木は「本当に感謝しています。言葉が最大の課題だったのは明らかですから」と新天地で支えてくれる通訳に感謝しつつ、こう話していたそう。
「ピッチ上でのコミュニケーションは大丈夫です。でも、ピッチ外ではより難しいですね。
朝食や昼食で他のメンバーとテーブルを囲むと、誰もがとても上手な英語を話すので、とても羨ましいです。何を言っているのか分からないのはおかしな感じですよ。
選手たちがとても多様なのは刺激的ですね。このチームには様々な場所から集まった多様な文化があります。日本ではそのような環境は全くありませんでした。全員に対してとてもいい印象を抱いています。
こんなに多くの人がスタジアムに来てくれるのは本当にクレイジーです。あの雰囲気に本当に心を掴まれました。11月に家族が来るときにその雰囲気を味わってもらうのが楽しみです」
そんな鈴木の活躍をある選手は、加入当初から確信していたという。それはコペンハーゲンで10番を背負うノルウェー代表FWモアメド・エルユヌシ。
彼の従兄弟である元ノルウェー代表FWタリク・エルユヌシは、2020~2023年まで湘南でプレーし、鈴木とはチームメイトだった。
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
モハメド・エルユヌシは「従兄弟のタリクが日本の湘南ベルマーレで彼と一緒にプレーしていた。彼は17歳でトップチーム入りした鈴木は意欲的ですごいポテンシャルを持っていると教えてくれた。だから、それを知っていた自分は彼のレベルに驚きはしなかったよ」と語っていたそう。