18日に行われたJ1第34節、横浜F・マリノスと浦和レッズの一戦。
ホームの横浜FMが4-0で快勝を収めた試合では、後半アディショナルタイムに浦和MF金子拓郎がレッドカードを受けて退場する場面があった。
後半から大久保智明に代わり投入された28歳の金子だが、前半に4点のリードを奪われたチームを救うことはできず。逆に試合終了間際、いら立ちからかプレーが切れた際に目の前にいた副審を手で押してしまい、一発退場となった。
これを受けて、浦和は翌19日に『金子拓郎のチーム活動からの離脱について』と題したリリースを発信。以下のように綴り、金子がチーム活動から離脱したことを明らかにしている。
「(略)当事案に関しまして、試合後に堀之内スポーツダイレクター(SD)が本人と面談を行いました。本人も事の重大さを認識し、深く反省しております。クラブとしても、このような事態を招いたことを重く受け止め、組織としての指導体制や教育の在り方を含め、真摯に見つめ直す所存です。
また、今後Jリーグ規律委員会にて下される懲罰等の内容を厳粛に受け止めるとともに、これに先んじて、同日中にチーム活動からの離脱を本人へ通知し、本人も深い反省をもってそれを了承いたしました。なお、Jリーグ規律委員会からの処分内容につきましては、決定し次第、速やかに公表いたします」
浦和はリリースの中で「いかなる理由があろうとも、競技を構成する一員である審判員へのリスペクト精神を欠く行為は到底許されるものではありません」ともコメント。審判団やファン・サポーター、対戦相手である横浜FMをはじめとするサッカーファミリーに迷惑をかけたことを謝罪している。
金子には複数試合の出場停止処分が下されるとみられ、8位からの浮上を目指すチームにとっては手痛い戦力離脱となる。
浦和は次節、25日(土)に7位のFC町田ゼルビアとのホームゲームに臨む。