日本代表のエースに君臨する上田綺世が絶好調だった。

27歳のストライカーは、10日のパラグアイ戦、そして、14日のブラジル戦でも値千金のゴールを叩き出した。

彼は所属するオランダの名門フェイエノールトでも得点を量産している。

開幕8試合で8ゴールを記録していたが、19日の第9節ヘラクレス・アルメロ戦ではわずか30分ほどで3ゴールの大暴れを見せた。

まずは前半7分、ゴール前で相手のミスを拾うと右足で圧巻のシュートを叩き込む。前半33分には相手のクロスを右足ダイレクトで押し込み、前半38分にはゴール前のこぼれを左足で蹴り込んだ。

フェイエノールトは上田のハットトリックなどで前半終了時点で4-0の大量リード。上田は前半終了後に交代となったが、チームは7-0の圧勝を収めた。

また、上田はフェイエノールトのエールディヴィジ通算5000ゴール目となる節目の得点を記録した選手にもなっている。

『ESPN』などによれば、ロビン・ファンペルシー監督は、「彼にはこの調子でいてほしい」と9試合で11ゴールとなった上田の活躍を讃えていたそう。

また、指揮官は交代については、「彼は小さくうなずき、私もすぐに理解した。綺世はなぜ我々がそうしたのかを正確に把握していた」と語っていたという。

現地紙は「この交代は戦力温存と選手のローテーションを狙ったものとみられる」と伝えており、代表戦2試合を戦った上田を休ませるために早めに交代させたようだ。

なお、上田の相棒と言えるDF渡辺剛は、コンディション不良でこの試合を欠場した。

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フェイエノールトは23日にUEFAヨーロッパリーグのパナシナイコス戦を控えている。

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