日本代表FW上田綺世が絶好調だ。
27歳のストライカーは、サムライブルーの一員として戦ったパラグアイ戦とブラジル戦で2試合連続ゴールをマーク。
パラグアイ戦では終了間際に投入されると劇的同点弾を叩き出し、ブラジル戦では値千金の決勝ゴールで歴史的初勝利に貢献した。
上田は所属するオランダの名門フェイエノールトでも得点を量産している。
19日に行われたヘラクレス・アルメロ戦では、なんと前半だけで3ゴールのハットトリックを達成する大暴れ。開幕9試合で11ゴールを叩き出しており、すでに昨シーズンの得点数を超えた。
『ESPNオランダ版』は、上田をオランダリーグの週間ベストイレブンに選出。
また、かつてバルセロナでもプレーした元オランダ代表MFイブラヒム・アフェライも、『Studio Voetbal』で、こう話していたそう。
「彼が触れるものすべてが金に変わる。完全に開花したし、寄せられた信頼を裏切ることはない。
フェイエノールトのなかで、ダントツで最高のストライカーだ。
(ヘラクレス戦では)驚異的なスキルで先制点を決めた。(シュートされた)ボールはGKから離れるように、ものすごいスピードで曲がった。2点目のゴールも、うまく相手DFの前に出た。自信に満ちた若者だね。
当初は誰もが彼に疑問を抱いていた。なぜなら、連続でスタメン起用されることはなかったからね。その状況で目立つのは難しい。
今の彼は長い時間プレーできており、実力がはっきり分かる。それによって彼はフェイエノールトにとって非常に重要な存在になっている」
上田がフェイエノールトに加入した当初はメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスがいたために控えになることも多かったが、ようやく本領を発揮し出したと感じているようだ。
モロッコ系のアフェライは、オランダの強豪PSVで17歳でトップチームにデビューするほどの天才選手だった。
2021年に引退したアフェライは、フェイエノールトのユースチームでアシスタントコーチを務めたこともある。