オランダの名門フェイエノールトで3年目を迎えた日本代表FW上田綺世が得点を量産している。

オランダ1部リーグ戦では開幕9試合で11ゴールを記録、直近のヘラクレス・アルメロ戦では前半だけで3ゴールのハットトリックを達成した。また、日本代表戦でもパラグアイとブラジル相手に価値あるゴールを叩き出した。

27歳になった上田はキャリアハイともいえる活躍を続けているが、渡辺剛の存在も大きいようだ。渡辺は今シーズン、ベルギーのヘントからフェイエノールトに加入した28歳のセンターバック。

上田は『ESPN』のインタビューで、渡辺についてこう語っていた。

「彼は僕の2つ上の先輩で、日本だと先輩という感覚もあって、僕はすごく慕っているし、かわいがってくれて、面倒を見てくれて。

ご飯を食べに行ったりもよくしているし、頻度はわからないですけど、クラブハウスでもずっと一緒にいて、何でも聞いてくれるし、すごくいい兄のような存在というか、そういう感じですね。

日本では先輩が後輩にご飯(代)を出したりという文化があって、それを後輩がリスペクトして…。

剛くんはご飯ももちろん全部出してくれるし、駐車料金まで出してくれるくらい優しくて。

だから、すごくよくしてくれているし、彼のおかげっていうのは間違いなくあると思います」

上田にとって渡辺は兄弟のような存在で、支えられているようだ。渡辺は食事代だけでなく、駐車場の料金まで支払ってくれるそう。

この発言はオランダでも話題になっていて、「上田は今シーズン絶好調だが、ロビン・ファンペルシー監督が以前語っていたように、渡辺の加入が大きいようだ」などと現地紙は伝えている。

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渡辺は、DF陣に離脱者が相次いでいる日本代表でも存在感を高めていたが、先日のブラジル戦でふくらはぎを負傷し、離脱を余儀なくされてしまった。

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